<家庭の教育力>9割が「低下」、背景に過保護 北海道調査

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060306-00000011-mai-soci

青少年の指導や育成に当たっている人の9割が「家庭でのしつけなど子供への教育力が低下している」と感じていることが北海道のアンケート調査で分かった。この背景に、子供を過保護にしたり、甘やかし過ぎる親の増加があると警告している。一方、インターネットにあふれる有害な情報の規制を望む声が過半数に達しており、道は現在進めている「道青少年保護育成条例」の改正に反映させる方針だ。
 調査は青少年育成の現状と課題を探るのが目的で、05年8月に青少年育成運動推進指導員ら267人を対象に実施し、うち154人が回答した。
 その結果、家庭での教育力低下について、48%が「全くその通り」と受け止め、46%が「ある程度その通り」と答えた。具体的に感じる課題(複数回答)は、「あいさつや規則正しい食生活など基本的な生活習慣」が84%、「人に迷惑をかけないなどの社会的規範」が78%と目立った。
 この理由について、「子供を過保護や過干渉にする親の増加」と答えたのが72%と突出しており、「しつけの仕方が分からない親の増加」の56%と続いた。
 青少年の非行防止策として「家庭でのしつけや教育の充実」(73%)「家庭、学校など関係機関の連携強化」(60%)を挙げ、社会環境面での対策では「インターネット上の有害な情報規制」と「子供への声かけなど地域住民の意識高揚」がともに61%と高かった。
【田中泰義】
毎日新聞) - 3月6日3時6分更新

れいによって、びみょうなニュース。
見出しを見ると、家庭の教育力が9割かた低下したような何らかのデータが出たようにみえるけれど、そうではぜんぜんないですね。

調査は青少年育成の現状と課題を探るのが目的で、05年8月に青少年育成運動推進指導員ら267人を対象に実施し、うち154人が回答した。

というわけで、なんかそういう役を引き受けている人(どんな種類の人なんや?)が世間の親たちに対して抱いている印象を聞くというかんじの(まぁだから、摩邪のつまんない漫談の「おい!世の中のちゃらちゃらしたやつら!」みたいなかんじの)意識調査で、回答があったのは58%ほど(アンケートならこんなものかね)。
もちろん、こういうアンケートに答える種類の人と答えない種類の人とおるわけやので、その指導員の人たちのうちの6割弱のアンケートに答える種類の人が回答として書く答え、というのが、この記事に出てくるデータですな。
ま、もちろんそれはそれでなにがしかのことは語っているデータではあるのだけれど。