串田『相互行為秩序と会話分析』おもしろいし使える。

読んだ。会話分析へのわかりやすい導入の章と、じっさいの会話をつうじて「共−成員性」が組織的に編み上げられていくようすを会話分析で明らかにしていく章と、もういっかい会話分析の意義を確認しつつ全体をまとめる章、という構成で、勉強になるし、分析は面白いし、着目されている会話的な現象が、「それあるある!そこそこ!」っていう感じで、ここで提示されている分析とかにインスパイアされて自分の研究とか、現場実践とかできそうな、そういういみで「使える」本だと思った。