- 出版社/メーカー: 東宝
- 発売日: 2004/05/28
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高橋洋子はちょっと好きなので、ヒロインなのかなと思いながら見ていたらいきなり殺されるし。まぁ、連続殺人の被害者が、『犬神家』のときは男だし、家宝の斧琴菊をなぞらえた様式美な殺し方をしても絵柄が映えなかったのだけれど、今回は若い女子たちが手毬歌をなぞらえて様式美な殺され方をするので、絵柄は映えた。
でもまぁ、前作の島田陽子に当たるようなヒロインがいなくて(仁科明子がそうなりそうで、でもならないので)、むしろ岸恵子がいちばん華があった。マリームやのに。
物語としてはですね、小説を読んでないんで確かにはわからないものの、共同体と異人の物語、みたいなことですか。そこに昭和初期の経済的混乱ってのがからんで、共同体の解体とか経済的再編とかそういう背景がある、みたいなことですかね。