『教育社会学研究』最新号の会話分析論文とかフィールドワークの論文とか。

教育社会学研究〈第80集〉特集 「格差」に挑む

教育社会学研究〈第80集〉特集 「格差」に挑む

先日とどいた学会誌の最新号ですが、会話分析の論文が載ってます。

鶴田真紀「<障害児であること>の相互行為形式 − 能力の帰属をめぐる教育可能性の産出」

内容的には、養護学校のフィールドワークから、
ゴフマン→坂本佳鶴恵スティグマ論をたたき台に、さらに再定式化する、とい
うようなかんじのものです。
あと、
フィールドワークをもとにした、ニューカマー関連の論文が3本同時に載っているので読み比べると面白い。

広崎純子「進路多様校における中国系ニューカマー生徒の進路意識と進路選択 − 支援活動の取り組みを通じての変容過程」
中島葉子「ニューカマー教育支援のパラドックス − 関係の非対称性に着目した事例研究」
鍛冶到「中国出身生徒の進路規定要因 − 大阪の中国帰国生徒を中心に」