買って読んだ『散歩もの』と、このところ読んでいた『三文紳士』。

全国的に荒れるといってたわりに晴れていて、風は強かったけれどたいしたことなかったので、年明け〆切の宿題をひとつ投函しに出かけたついでに、ちょっと歩いたところにある近所のスーパーに。3Fの文具店で手帳を買い(ちょっと大き目のB6版の見開き一ヶ月、12月から3月までのもの)、本屋で『散歩もの』を購入して、あとスーパーで簡単な買い物をして帰宅。
きんぴらごぼうと油揚げのたいたのとささみの刺身をあてに日本酒をきこしめしながら本を読んだりうとうとしたりしてふわふわと大晦日の昼下がりを過ごす。

散歩もの (扶桑社文庫)

散歩もの (扶桑社文庫)

これは、まぁ『孤独のグルメ』の人たちがまた描いた、という本で、まぁ、似たようなかんじ。
あと、このところ枕元に置いていて読んでいたのが吉田健一の『三文紳士』で、
三文紳士 (講談社文芸文庫―現代日本のエッセイ)

三文紳士 (講談社文芸文庫―現代日本のエッセイ)

amazonさんではとりあえず講談社の文庫で出てくるけれど、読んだのは、学校帰りの古本屋で購入した昭和38年発行の単行本。表紙が渋いとか、紙が古いとか、旧字旧仮名なのも手伝って、雰囲気よく読んでた。枕元に置いて寝る前にぼちぼちと読むのにちょうどいい随筆集で、軽くて、しかし吉田健一らしいトロトロした感じが寝る前にちょうどいいんで、それを、ちょうどよく日本酒がまわってきたあたりで布団にはまって日の高いうちから読んでいたり、またうとうとしたり、また目が覚めて読んだりしているうちに晩になった。
おそばを食べて年越しである。
よいおとしを。