読んでた本。『波状言論S改』『網状言論F改』。妙に世代論が印象に残るけど。

ずっと放置していたのを、ようやく読む気に。まだまだ夏っぽいものってことで。
うちで読んでて、あと通勤電車で読んで研究室でさいご残りをちょろっと読み上げた。
で、見かけ上 − タイトルとか意味わかんないし自己満足だよねーみたいな − ほどはうざくなかったのでよかった。
一冊目。社会学、がいちおうテーマに挙がっているものの、こういう人たちは「批評」がやりたいわけで、そういう人たちが社会学って言ってもちょっとねえ、と思っていたところがある。でもそのわりに『ソシオロゴス』とか言及されたりして、思ってたより社会学業界の話もしてたような。あと、妙に世代論が印象に残った気が。
二冊目。こっちのが古かったのですね。で、こっちのテーマはオタクとかそういう話で、いらんなぁと思っていたけれどまぁもののついででよんだ。斎藤という人がむやみに精神分析を振り回すのを見ると、ついつい東がんばれ、と思ってしまいそうだけれど、東という人も負けずに「動物化」とか振り回すので、相対的にいちばんオーソドックスに見えなくもない小谷がんばれ、と思いながら読むことになる。