きのうの続き、シリーズ後半。ていうか、ようするに『らせん』をなかったことにすればよいのだという穏当な結論。内容的には、まぁやはり怖さというよりは女優さんたちがよかったかな、と。『
リング2』では
中谷美紀が名誉挽回して、また佐藤仁美があらためてフィーチュアされてて魅力を発揮していた。
深キョンにかんしては、まぁいまいちというか、まだいわゆる
深キョンの完成形が見つかってなかった段階だったのかしら。「恐怖の死顔」カットなんかもあって、まぁ『リング』では
竹内結子だってやっていたのだけれど無難にこなしていたのを、もろに不細工にえげつない顔芸を披露しているので、まぁ、私たちが今知る
深キョンではないですね。
深キョン本人が、というのもだけれどそれ以上に、周りがまだ
深キョンを発見していなくて、
深キョンの遇し方がなされていない、っていうかんじ。で、『
リング0』のほうは、
仲間由紀恵主演のまさかの悲恋モノ。なのだけれど、監督は鶴田法男というわけで、メインのストーリーがあまりホラーホラーしてない割には霊にかんしてはこまかく映画的な技を利かしてくる。まぁ、そうしてよく考えてみれば、怪談咄って悲恋っちゃ悲恋なんだからねえ。そして、あれ?
奥貫薫が出てるよ?「はらちゃん」に出てるよね、と思ってしばらく見ていたら、けっこう出ずっぱりだった登場人物の顔にじわじわと見覚えが出てきて、終わりも近くなってじわじわと不安が高まってきてこれはもしやと思って調べたら
麻生久美子a.k.a.「はらちゃんの越前さん」だったときのJホラー感といったら・・・。
まぁ、『LOFT』の
中谷美紀と『回路』の
麻生久美子、という言い方もあるけどね。