テレビでやってて録画してたのを見る。『リング』については、怖いのかな?と思いながら見ていたのだけれど、まぁたしかに、いきなり電話が鳴ったりするのでたんじゅんにビックリさせる的な意味でドキドキびくびくしたというのはあるにせよ、なにしろなぜ呪いのビデオをそんなに簡単に見るかなあ、というのがあって、なんか乗れないうちに、なんか2時間ドラマの謎解きみたいになって、クライマックスが単純肉体労働で、あれれ?と思っていたけれど、まぁ最後のところでいわゆる有名な貞子が出てくるシーンがあって、うーん、なんだかなあと。
恐怖の対談―映画のもっとこわい話
- 作者: 黒沢清,高橋洋,蓮實重彦,伊藤潤二,鶴田法男,斎藤環,手塚眞,中原昌也,柳下毅一郎,青山真治,テオ・アンゲロプロス,サエキけんぞう
- 出版社/メーカー: 青土社
- 発売日: 2008/04/25
- メディア: 単行本
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この本の中でも話題になっているように、鍵は「小中理論」(
目覚めたらうっすら雪。昼は晴れの土曜。 - クリッピングとメモ)であって、霊的なものにどんな光を当てて撮るか、ということで、脚本の
高橋洋が『リング』のその場面での光を批判して、『ほん怖』監督の鶴田法男はあれもアリだという感じで受容しているのだけれど、やはりふつうに言ってあれはちょっとね、と思った。
『らせん』に関しては、なんでしょうね、いきなり貞子バレしてるし、なんか最後はけっこうぐだぐだな
セカイ系になっちゃうし、これはまぁ困ったかんじですねと。
それはまぁそうなんだが、両作をつうじて、
松嶋菜々子、
中谷美紀、まぁ
竹内結子もふくめ、魅力的で、そのへんを見るぶんにはよかった。