通勤電車で読む『おどろきの中国』。これはいいかも。

おどろきの中国 (講談社現代新書)

おどろきの中国 (講談社現代新書)

橋爪大三郎と「ティードゥルディーとティードゥルダム」の、鼎談形式で中国を語る本。同じ新書の『ふしぎなキリスト教』にもう一人加わったみたいな、そうそう、むかしの『ソシオロゴス』を思い出させる懐かしの面子。学生さんたちに勧めるには意外とちょっとしんどいかも(抽象度の高い話からべったべたに具体的な話までの振れ幅が大きいので)だけれど、それだけ読む分にはおもしろい。中国社会の社会学的な構成原理の話から、現在進行形の日中関係(ていうか、国際関係の構図の中で中国や日本がどんなポジションにあるかみたいな)の話まで。