哲学カフェ! 17のテーマで人間と社会を考える (祥伝社黄金文庫)
- 作者: 小川仁志
- 出版社/メーカー: 祥伝社
- 発売日: 2011/06/09
- メディア: 文庫
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内容は、まぁ何人かの登場人物と「先生」とで17のテーマについて哲学的なやりとりをしました、という対話篇的なことで、著者曰く、それらのテーマは著者のやっている実際の哲学カフェでとりあげたもので、じっさいのやりとりをもとにしながら対話篇を書いた、ということである。
のだけれど、どうにもしょうもなくて、読んでてうんざりするといういみで苦労した。なんていうか、このしょうもないやりとりを「哲学」の名で呼んでいいものか、と腹がたってきてすぐうんざりするんである。もちろん、哲学カフェなんて素人がやるもんだからそんなもんだ、といえるかもしれない。しかし、対話篇の中でファシリテーター役ということになっている「先生」の発言も同様にしょうもないんで、浅いやりとりを浅いファシリテーターが浅く切り回して、最後の決め台詞が毎回、
それでは、今回はここまでにしましょう。後はみなさんが、それぞれの人生のなかで考え続けてください。哲学の問いに終わりはないのですから。
というんである。