ずっとまえに
ブックオフで風呂用に買った文庫本を二度に分けてようやく読む。もとの単行本が1989年に出たのだそうだ。短編が四本。一話めが表題作で、都内の有名私立
高校バスケ部センターが主人公、あとは、有名私立大学生とか、大学に行かなくて肉体労働をしているとかで、いずれにせよ18,9歳あたりの男子が主人公、いずれにせよパーティーだかディスコだかで飲んで遊んで女をひっかけては捨てて、みたいな、まぁ刹那的で暴力的な青春だみたいなおはなし。バブルで、
上智だ慶応だみたいな大学生やら女子大生やらが上等の不良で遊ぶみたいなはなしなわけで、これ
太陽族ってところかしら、と。「
ユーロビートじゃ踊れない」などという七五調の失笑もののタイトルも含め、まぁ四半世紀まえの作品なので現在と地続きじゃない感じは否めないと思うけれど、どうなのか、今でも
上智や慶応の大学生や付属高校生はこんなかんじなんですかね? いまのうちの学生さんたちは、これをどう読むかしらん。