来客の待ち時間に読む『売り上げがドカンとあがるキャッチコピーの作り方』。おもしろい。

売り上げがドカンとあがる キャッチコピーの作り方 (日経ビジネス人文庫)

売り上げがドカンとあがる キャッチコピーの作り方 (日経ビジネス人文庫)

某日、学校帰りに商店街の書店で、まぁなんとなく買って持って歩いていて、通勤電車で読みかけて、来客の待ち時間と空き時間とでさっくり読み終わった。こういう本は好きである。
キャッチコピーといっても、広告代理店でプロのコピーライターさんがたが作るような上等なやつではないという見切り方を最初にしていて、つまり、ふつうのお店で普通の店員さんが商品のPOPやメニューやチラシに書くようなキャッチのことがこの本には書いてある。なので、素人が誰でも、毎日のようにぱぱっと大量に書けて、しかもじっさいに店先で目の前のお客に訴求する、具体的にはその品を買わせる、注文して食べさせる、そういうキャッチコピーのことである。買うか買わないか、注文するかしないか、というところで買わせる、注文させる、という単純な訴求がもとめられてるわけで、上等の広告代理店の上等なコピーライターさんが練りに練ってギャラも取りに取ったあげくの珠玉の名コピー、がもとめられているわけではないんである。そのへんの見切り具合がおもしろい。
でまぁ、じゃあ具体的なその「売り上げがドカンとあがるキャッチコピー」とやらはどんなものか、ということで、著者の人がコンサルした実際の店のキャッチコピーとその結果、みたいなところはやはりなかなかおもしろい。まぁノウハウそのものはべつに当たり前のことしか書いてないような気もするけれど。
でまぁいろいろな法則とかなんとか書いてあって、まぁひとつこれは仮想例と思うけれど、「売れないキャッチコピーをどう変化させるか」ということで(商材例)ハムスター、であると。で、売り上げ不振のほうのキャッチコピーが

春生まれのハムスター。新学期に家族の仲間入り!


視点を変えてみる

1匹500円 春の生まれたて
ハムスターフェア

うむ? ちょっと注文してみたくなるかな?