春休みに読んでいたのは『ボヴァリー夫人』。

ボヴァリー夫人 (河出文庫)

ボヴァリー夫人 (河出文庫)

ナボコフの文学講義 上 (河出文庫)

ナボコフの文学講義 上 (河出文庫)

蓮實『「ボヴァリー夫人」論』を読む前に、大昔に読んだきりの『ボヴァリー夫人』を読み直さないとおはなしにならないわけだし、それならということで山田訳の河出文庫を買っていたわけで、しかしそれを読むまえにいきおいをつけようとナボコフ『文学講義』の「ボヴァリー夫人」の章など枕元に置き再読しかけたりしつつ、なんとなくそうしているうちにしばらく積読になっていたのだけれど、春休みにほんのみじかい帰省をするときにその文庫を持って汽車に乗って、行きと帰りにはそれを読んでいたわけで、それでも少しずつしか読み進まなかったわけだけれど、ひさびさに小説というのを読んでおもいのほか面白かったので、新年度が始まってごたごたしている合間に読んで、読了。