例によって非常勤先の最寄り駅前の書店で買ったもので、それを読んだ。「河出ブックス」というシリーズは、あとがきまでいれて189ページしかないので、判型は少し大きいけれど、新書よりコンパクトなのだろうか?そのなかで、
フーコーの議論の全体像を簡潔にまとめているようだ。とくに、『性の歴史1』からブランクがあって『2,3』で急に自己論になるあたりで、なんじゃそれとなりそうなところを、講義録なんかで補って
フーコーの論脈をたどってるところとか、でも結局
フーコーは仕事を完成せずに亡くなってしまったわけで、そうすると「その後」の議論までをいちおう見通すところまでいってるのは、よかった。