『フランクフルトのフィル・ウッズとヨーロピアン・リズム・マシーン』。これはいい。

フランクフルトのフィル・ウッズとヨーロピアン・リズム・マシーン

フランクフルトのフィル・ウッズとヨーロピアン・リズム・マシーン

フィル・ウッズ&ヨーロピアン・リズム・マシーンがフランクフルトのジャズフェスで演奏しましたよ、というライブ盤。たしか昔、FMラジオのジャズ番組で聴いた「フリーダム・ジャズ・ダンス」がこのヴァージョンで、非常によかったのだけれど、その後探したときにはたしかCDが手に入らなくて、ちょっと残念だったのだけれど、スタジオ盤とは別物でノリノリで「これはすごい!」なのだった。まぁそれが昔々の話で、それで、先日ふとAmazonさんの表紙をみていたらフィル・ウッズが勧めてあったのでつらつらと見ていたら、見つかったので、買って聴いてみたらやっぱり良い。フィル・ウッズというとバップの頃からやってた人で、でもまぁ時代的には60年代のモードがあったりフリーがあったりジャズロックフュージョンがあったりした上での1970年の演奏で、フィル・ウッズはここで種も仕掛けもないストレートなカルテットでもって驚異のドライブを聴かせるわけである。

YouTubeちゅうのは何でも出て来るねえ。


その一年前のライブ動画というのも出てくるけれど、まだまだおとなしいかも。このときはまだピアノがジョルジュ・グルンツであると書いてある。1970年の時点ではゴードン・ベックになっていて、そのへんのメンバー交代のせいで、アレンジがより攻撃的になったのかしらん。ま、それか、テレビ向け?にちょっとぬるめにやったかですかね。