『アズミ・ハルコは行方不明』ようやくつんどくから救出して読んだ。やはりよかった。

さいしょ出たとき本屋さんで単行本で並んでるのを見て、『ここは退屈迎えに来て』(http://d.hatena.ne.jp/k-i-t/20121027#p3)がすごくよかったんだけど、長編かぁ、と思って躊躇したまま月日は流れ、そのうち文庫化されてもまた月日は流れ、そしてあるとき、散歩の途中で寄った書店で(http://d.hatena.ne.jp/k-i-t/20170525#p1)買って、これまた短編集のほうから先に読んでさらに月日が流れて、ようやくふとその気になって読んでみた。やはりよかった。短篇で描かれるあの空気感が、長編でどんなストーリー展開になるのでしょうか。こうなりました。読む前にタイトルから想像したようはおはなしでは、たぶんなくて、プロローグはいきなり爽快でたのしくなる。
そうそう。文庫本の表紙は、らしいかんじでいい。単行本のときのイラストと帯の惹句「大丈夫、わたしが見つけるから。」というのは、ちょっとわかんない。