『インセプション』みた。

以前、何度か見ようとしつつなぜかいつも冒頭数分で眠たくなってしまってそれいらいずいぶん放っていたのだけれど、なんとなく見てみたらちゃんと見れた。いちおう、デカプーをリーダーとするスパイのチームがケン・ワタナベ社長の依頼で対立会社の次期社長をターゲットになんやかんやする、という、まぁ大枠はそういう、スリルありアクションありのハラハラドキドキスパイ映画、ってことだろうけれど、なにしろそのミッションというのが、相手の夢に潜入して、目がさめるまでに潜在意識の中の情報を盗むとか潜在意識の奥に暗示を植えつけるとかそういうことだそうで、お話のルールが込み入っていてわかりにくいのと、とくにクライマックスの雪原でのアクションは敵味方みんな白い服を着ていたのでごくたんじゅんにだれがだれだかよくわからないし(そもそも敵の戦闘員は夢のひとたちなので存在感がいまいちなくてただわらわらと現れるんである)、けっきょく何をすればミッション達成なのかがよくわからない(わーっと説明されてたんだと思うけれどそういうのは頭に入らない)、障害a障害b…をクリアして最後にこれこれを達成すればOK、制限時間はいついつまで、みたいなベタにわかりやすい提示をしてくれないとこちとらわからないのでハラハラしそびれたというかんじはある。ともあれなにがよかったかというとヒロインというか、チームに加わった聡明な女子役の人がよかった。エレン・ペイジという人らしく、なんか見覚えあるかなあと思ってたら『ローラーガールズ・ダイアリー』の人でしたよと(『JUNO』の、というほうが世間的なのだろうが見てない)。