博報堂生活総合研究所「世の中」と「身の回り」の経済状況についての意識調査

http://www.hakuhodo.co.jp/news/2004/20041227_0.html

経済気分2005〜「今年の景気は良かった」と答えた人が増えたものの、来年への期待は微減〜

 博報堂生活総合研究所は「世の中」と「身の回り」の経済状況についての意識調査(2004年11月末)を実施、この度「経済気分2005」としてまとめましたのでご紹介いたします。

 2004年の経済状況についての評価をみると、「世の中の景気が良かった」という人は15.2%と2003年の評価に比べ倍増、「悪かった」は47.1%で24.9ポイントの減少、一方、「自身の生活の経済状況がよかった」という人は21.8%と横ばい、「悪かった」は41.7%で7.8ポイントの減少でした。オリンピックの盛り上がりや、購買意欲をそそる新三種の神器の登場、冬のボーナスの2年連続の増加などで、「世の中」「身の回り」ともに好転を実感し少し元気が出てきた1年だったようです。

 また、来年への展望(2005年への展望)については、「世の中」「身の回り」ともに、経済状況が好転すると考えている人が昨年末の回答(2004年への展望)に比べやや減少しています。「来年の世の中の景気が良くなる」と答えた人は27.9%と、昨年の35.4%に比べ、7.5ポイントのダウン、「あなた自身の生活」についてが「よくなる」と答えた人も21.5%と2.3ポイントのダウン。この背景には、最近の景気減速という観測や来年度からの増税施策の実施といったことに対する不安と同時に、来年の具体的なイメージが描けていないことなどが影響していると思われます。ただし、「世の中」「身の回り」とも「今年と変わらない」と答えた人も増加しており、特に「身の回り」では52.3%と過半数になっています。