あ、Yahoo!検索が10月3日付けでリニューアルしたんだ。

きのうベータ版のことを書いたとこやったのやが。

うーむ、なるほど、Yahoo!idでログインした状態で利用すると、検索のサーバ側に履歴が残る、それを個人情報として活用してやろう、という将来像なんすか。
それはGoogleとちがうところやな。
きもいな。

http://pcweb.mycom.co.jp/news/2005/10/03/011.html
Yahoo! 検索」刷新、その背景は
2005/10/3
 
ヤフーは3日、同社が運営するウェブ検索サービス「Yahoo! 検索」をリニューアル、検索結果表示を刷新した。「Yahoo! Serch Technology」(YST)によるロボット検索結果が優先される。

表示は、関連検索ワード・Yahoo! カテゴリ・Yahoo! サービス・スポンサーサービス・ウェブ検索結果の順へ。これまでのディレクトリ検索は、切り替えて表示させることができる。
刷新に伴い、検索専用ページも用意された。タブ1つで切り替えられるよう、トップにはシンプルなレイアウトが用いられている。提供される検索メニューは「ウェブ検索」「登録サイト検索」「画像検索」「音声検索」「動画検索」「商品検索」「ニュース検索」「辞書検索」の8項目。オプション「検索基本設定」では、検索結果の「別ウィンドウ表示」「表示件数」「対象とする言語」の設定が、「検索オプション」では、「キーワード」「ページの最終更新日」「ドメイン」「ファイル形式」「表記のゆれ」「対象とする言語」「表示件数」など、詳細な設定が可能となっている。

検索対象言語は、従来の日本語・英語を含め37カ国語に対応。検出された英語、中国語、韓国語サイトに関しては、ワンクリックで和訳できる翻訳リンクがつけられる。

これらの設定は、使用するコンピュータに、もしくはYahoo! ID登録情報として保存することが可能だ。

目指すはソーシャルネットワーク的な検索
ヤフーは1996年に日本でサービスを開始し、来年で10周年を迎える。様々な統計結果、資料を分析した結果、「ユーザーにとっての検索の重要性、多様性をあらためて再認識した」(同社リスティング事業部検索企画室・井上俊一室長)。そのニーズに応える上で、YSTの技術精度の向上がリニューアルに大きく影響した、とする。

将来的な目標として掲げるのは「Web2.0の時代」。そして、RCFPT: Relevancy(関連性) Comprehensiveness(網羅性) Freshness(新鮮度) Presentation(表示) Trust(信頼)の確立。これまで日本独自の検索プラットフォームを採用してきたが、米Yahoo! 開発によるYSTの導入を境に、「各国Yahoo! のノウハウをよりスピーディに取り入れられるようになる」(同氏)と意気込む。

一般的な要望に応える「Webサーチ」、商品価格・グルメ等、特定の要望に応える「Verticalサーチ」。これらは現状でも提供可能なサービスとして、その先には、「Personalサーチ」「Socialサーチ」がある。


例えば、先週見たサイトにはどうやっていったのか? 検索結果の何番目に出たものをたどって行ったのだ……ということをサーバーが記憶、アシストしてくれる機能を持つのが「Personalサーチ」。また、そうして蓄積していった"知識"をコミュニティで共有するのが「Socialサーチ」。自分の情報をパーソナルに管理したい、人の持つ情報を活用したいというユーザーのニーズに応え、Yahoo! IDでログインすることで、これが可能となる。

これを包括的に実現するサービスとして、具体的には「My Web」の導入が視野に入れられている。現在、米Yahoo! が「My Web 2.0 BETA」を試験提供中。検索・閲覧したサイト、あるいはページをブックマークする際にタグ付けが行われ、「My Web」「My Community's Web」「Everyone's Web」間で情報共有が行われる。ヤフーが得意としてきたディレクトリ検索と同様、"人のフィルター"を通されるため、目にする情報の信頼性は高い。また、My、My Community's、Everyone's 各Tagsページでは、タグの注目度が大中小フォントで表現されており、視覚的インタフェースにも優れている。

ただし、現時点でのリリースは未定。米Yahoo! にフィードバックしてもらいながらの企画段階ではあるが、「実現すれば、日本において最大規模のパーソナル&ソーシャルサービスになる」、と同社。「一段階上のサービスを提供できるのはヤフーだ」とする。