志水先生の『学力を育てる』を買う。

帰りの電車で読む本を買いに本屋に入ったら売れてた。

学力を育てる (岩波新書 新赤版 (978))

学力を育てる (岩波新書 新赤版 (978))

半分くらい読んだ。
序章で志水先生の生い立ちが明かされる。阪神間の都市部のええとこの子で、小さいころから優等生で、スポーツに夢中な高校生だったのが熱意ある若い女性の先生に見出され(「志水、私と一緒に東大に行く気はないか?」という「ヘッドハンティング」の言葉、このへんがわくわくとよませる)、先生と二人三脚で勉強、スポンジが水を吸うように知識を吸収し、東大に現役合格、そこで教育社会学という学問に出会い、自分が歩んできた人生の種明かしが胃の腑にスッと落ちるように理解され、天からの啓示のように感じ、大学院に進学、大阪大学教授の現在に至る、といったストーリーを書いておられる。
この話が学力論にどうつながるのか、本の続きを読んでみます。