「新教育の森:大学は企業の人材育成機関か 「キャリア教育」に賛否両論」っていうか立命あざとい宣伝しとるなあ。

http://www.mainichi-msn.co.jp/shakai/edu/mori/

◇本音の大学観、就職観浮上

 大学は企業のための人材育成機関か−−。1月16日の本欄「存続の危機/改革急ぐ大学」で、大阪経済大のキャリア教育を紹介したところ、京都市立命館大の学生たちから90通近い賛否両論がメールで寄せられた。記者は早速京都に向かい、立命大生たちに討論を呼びかけた。「大学は専門学校じゃない」「選択肢としては必要だ」。本音をぶつけたメールや討論から、21世紀を生きる学生たちの大学観や就職観が浮かび上がった。【井上英介】

 ◇就職に有利…歓迎/主体的に考える場では/選択肢の一つ/学費分のサービス

 メールで意見を寄せてくれたのは、文学部の佐藤達哉助教授(社会心理学)の講義「コミュニケーション心理学」を受けた学生たち。佐藤助教授は、多様なコミュニケーション経験の一環として社会問題に実名で意見を表明する課題を与え、題材に本欄を選んだ。意見投稿は86通に上った。

 投稿の大半は大経大のキャリア教育の是非を論じていた。賛否を分類したところ、否定派が半数を占めたが肯定派も3分の1に上った。投稿からは賛否にかかわらず、学生たちの問題意識が見て取れる=グラフ・表。

 また、投稿した立命大生15人と記者がキャリア教育の是非について討論する場を持つことができた。そこでは以下のようなやりとりがあった。

ようするに、授業をつかって学生の人海戦術で全国紙に投書しまくって、まぁ立命っていうそこそこのネームバリューもあって記者も乗って、おてもりの記事をでっち上げて双方ハッピー、みたいな。
この記事から「21世紀を生きる学生たちの本音」なるものが浮かび上がってくるより、立命の宣伝になる度合いの方が100ばい大きいんで、まったくなあ、うまいことやりやがるっていうかあざといなあと思う。

「実名で意見表明」ってところが、たとえば、2ちゃんみたいな匿名性を意識してそれへのアンチ、みたいな趣旨ってことにしてるんかもしれんとおもうけれど、
この記事からの教訓は、全国紙があんがいお友だちサークルぐらいの感覚で作られてたということやとおもう。公共性の場かと思ってたら、ロットのでかい同人誌だった、みたいな。だって、けっきょく記事では「学生A」としか出ないわけだし、「声」そのものも新聞向けに丸められて完全に匿名的な紋切り型になってるし、結局、2ちゃん以上に閉じられて保護された非コミュニケーション空間の内部での「討論」になってるんやないか。

思い出したのが、去年ここに貼り付けたニュースっていうか学校宣伝記事。
「<女子大生に聞く>今時の男子は「幼児的、バカ、無責任」
http://d.hatena.ne.jp/k-i-t/20041221#p1
これが、「マスコミュニケーション論」の宮本二美生教授のゼミで学生が書いた卒論で、まぁ、宮本ゼミの提灯記事にしようとしてるかんじなのだけれど、いかんせん、各種ブログ等で「なんじゃそりゃ」みたいな反応が出て、よくみればなんだこのひと「元毎日新聞編集委員」じゃん、OBが天下りして癒着するなんて、高級官僚のような新聞社やなあ、ということになっていたのだけれど、
さすが立命はもうすこしぐらいやり口が上手ではある。でもやっぱりみえみえだよ。