「立命大“代返”許しません 電子学生証で出席確認」

http://www.47news.jp/CN/200704/CN2007040501000642.html

立命大“代返”許しません
電子学生証で出席確認
2007年04月05日 21:11 【共同通信
これからは“代返”は難しい? 立命館大は5日、ID情報が入った電子学生証を使い、教員がリアルタイムで学生の出席を確認できるシステムを4月中旬から試験導入すると発表した。
学生の出席状況を正確に把握するのが狙い。立命館大では現在、講義中に学生がマークシート用紙に学籍番号を記入する方法が主流。今後は他の学生が欠席者に成り済ますことは難しくなりそうだ。
立命館大大学院理工学研究科(滋賀県草津市)の講義で、4月中旬から約半年間導入する。
NTTサイバースペース研究所(神奈川県横須賀市)が顔写真にID情報を埋め込む「電子透かし」の技術を応用したシステムを開発。顔写真付きの紙製の学生証を学生が読み取り機に当てれば、コンピューターが瞬時に教員のモニターへ通知する。最大約10億人登録できる。

学生証だけをまじめな友だちに渡しといて読み取り機に当てといてもらえばいいんじゃないだろうか。
ていうか、工学の連中はくだらないことを課題にしてテクニカルに解決策を開発してしまうので、開発された技術に理念性がないうえに、その技術が悪用される可能性をどんどん拡大していってよろしくない。
学生の出欠なんていうのは、授業料払って欠席するバカが悪い、というのが基本的なところであって、
また、出席してるかどうかがもんだいではなく授業で何を学んだかがもんだいである、というのがこれまた基本的なところなので、
授業料に見合ったコンテンツを授業で提供した上で、その学習ぐあいを試験で確認する、という以上でも以下でもないはずなんである。
べつにお百度まいりでもないのだからして、バカみたいに学生証を読み取り機に当てて教授のありがたいお経を浴びていれば賢くなりますみたいなことではないでしょう。
なので、こういうニュースは、バカなことを熱心にしてるなあ、やれやれ、という話題のはずである。
(このもんだい、バカじゃなく取り組もうと思ったら、そもそも大学とは何かとか学歴社会とは何かとか、いまの日本がどうなっているかとか、そういうところから議論を組み立てていかんといけないはずですね)