日本の富裕層、05年に4.7%増の141万人=調査

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060622-00000316-reu-bus_all

[東京 22日 ロイター] メリルリンチ日本証券とキャップ・ジェミニは、日本の富裕層が2005年に前年比4.7%増加の141万人になったとするレポートを発表した。
 発表したのは「ワールド・ウェルス・レポート2006年版」。日本の富裕層(主たる住居を除く純金融資産が100万ドルを超える個人)人口が増えた主な理由として、実質国内総生産(GDP)2.6%の増加、堅調な相場環境、デフレ圧力の沈静化、消費の改善などを挙げている。定率減税の解除などの障害はあるものの、こうしたポジティブ要因は06年も継続するという。
 世界に目を転じれば、富裕層人口の伸びが顕著だったのは韓国の21.3%増やインドの19.3%増、ロシアの17.4%増、南アフリカの15.9%増など。
 米国は、引き続き最大の富裕層人口を誇り、保有資産残高も最も高かった。しかし富裕層人口の伸び率では、前年の9.9%を下回る6.8%と鈍化した。
 全世界で、保有する金融資産が3000万ドルを超える超富裕層の人口は同10.2%増の8万5400人になった。
 世界の富裕層の資産残高は、前年比8.5%増の33.3兆ドルだった。今後、年6.0%づつ上昇し、10年までに44.6兆ドルになると予想している。
(ロイター) - 6月22日10時57分更新