無資格の臨時教員、横浜・山手学院で11か月授業

http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20061023i506.htm

横浜市栄区中高一貫校、私立山手学院中学・高校(篠崎孝子校長)で教員免許を持っていない男性(37)が臨時教員として、計11か月間、数学の授業をしていたことが23日、わかった。
 神奈川県は、教育職員免許法違反にあたるとして、調査している。
 同校によると、男性は同市内で個人塾を経営しており、2004年4月、同校教師の紹介で臨時教員に採用され、約3週間数学を教えた。この後、今年7月までの間、教師の産休や休職のたびに断続的に採用され、計11か月間、中学と高校で数学を担当した。
 最初の採用面接の際は、口頭で免許を持っていることを確認しただけで、今年4月、正式採用しようとして免許のコピーを求めたところ、当初は拒み、7月末になって、「実は免許を持っていない」と告白、辞職したという。
 同校は9月に県に報告、保護者には今月20日に謝罪文を郵送した。篠崎校長は「採用の際にコピーを提出させるという確認を怠った。短期間の代用教員だからという甘さがあった」と弁明。県学事振興課は「初歩的なミスだ。調査結果を踏まえ、助成金の一部不交付も含め、対応を検討したい」としている。
 山手学院は1966年創立。男女共学校で、生徒数は中学、高校で計約1700人。
(2006年10月23日15時2分 読売新聞)

このニュース、逆に、
「なあんだ、免許なんてほんとはなくても授業できるし正式採用の実力だってあるんじゃん、塾の先生も学校教員も違いないじゃん、だったら規制緩和して実力のある教師が子どもに教えたほうがいいじゃん」
というふうにのちのち使われそうな気がする。