朝に聴くスティーブ・スワロウ『リアルブック』

書き物の宿題がある。朝から気合を入れる一枚ということで。

Real Book

Real Book

これ、むかし、なんかふらふらと散歩をしていて、ふらふらと本屋さん(郊外型の、中くらいのサイズで、きれいな店で気に入っていたけれど、いまはなくなった)に入り、そこには狭いながらCDのコーナーもあり、申し訳程度ながらジャズなんかも置いてあるようなところで、で、そのバーゲンカゴ売りで1000円で買った。なんで買ったのかはわからないけれど、意外と「普段聴き」する一枚。
なんか、このディスクのamazonのユーザーレビューがへんだな。

地上唯一のリアルブック, 2005/3/10
レビュアー: groovemasters
ハッキリ言ってプロ・演奏家にとって地上唯一のリアルブックです。世界中どこへ行っても、ジャズと言えばリアルブック。言ってみればジャズ界の聖書。一目でいかに他のジャズ楽譜集まがいと区別付けるかと言いますと、
表紙に書いてある字体です。一番ポピュラーなスタンダードが約500曲手書きで書かれているのですが、年々使用頻度により、ある曲はなくなり、代わりの曲が入ってたり、若草内容は変わりますが、当然、コアなスタンダードは必ず載ってます。なんでもスティーヴ・スワロウご自身が書かれた、つまり、現役ミュージシャンから現役ミュージシャンへの大切な「贈り物」なのです。

えーと、どういうことかというと、リアルブックって、ジャズの演奏家の人たちのあいだで流通しているスタンダードのスコア集、らしいのだけれど、その冊子のほうと間違えてるようだ。
このCDは、スティーブ・スワロウが、電気ベースで剛速球ど真中のストレートなジャズをやってる、というの。スタンダードを下敷きにした曲なので、たぶんあまり入念に準備したのではないんではないかというような、てきとうさというかええかげんさというか肩の力の抜け加減が一方にありつつ、非常に快調なソロが続いて気合が入っているかんじがあって、両面あいまってジャズならではの楽しさ。
スティーヴ・スワロウ(el-b)  トム・ハレル(tp) ジョー・ロヴァーノ(ts) マルグリュー・ミラー(p) ジャック・ディジョネット(ds) 、というと、なんか気合が入ってる感じがしますね。