ミシェル・ペトルチアーニ『ライヴ・アット・ザ・ヴィレッジ・ヴァンガード』などを引っぱりだして聴く。

Live at the Village Vanguard

Live at the Village Vanguard

ジャズを聴き始めた頃にまだ若くて現役で、まぁジャケットも80年代ってかんじで、なので、軽く今風のものを聴きたいときに聴くってかんじでいままでたまに聴いていたのだけれど、そのわりにはそれぞれの演奏が(まぁライブなのでってこともあり)長かったりして、いまひとつ、ものすごく愛聴するってわけではなかったのだけれど、ひさびさに引っぱり出して、ちょっと大きめの音でゆっくり聴いていたら、けっこうわるくない。
いままでは、軽く今風のものが聴きたいときに聴いてたので、「オレオ」みたいな急速のドライブ感のある曲とか「ラウンド・ミッドナイト」みたいな歌モノとか、スタンダードを中心に聴いていたのだけれど、やはり腰を据えて聴くとなると、そういうスタンダード曲はこのライブではおまけ的なもので、中心はペトルチアーニのオリジナル曲のほう。ドラマチックな曲想で、どこへつれていくの系のたっぷりしたインプロヴィゼーションなのだけれど、ちょっと大きめのボリュームで聴いたら意外と骨が太い音で、演奏の筋書きをみうしなわずにぐぐっと乗っていける。