さいきん読んでたのは『コミュニティ・オブ・プラクティス』『知覚はおわらない』とか。

コミュニティ・オブ・プラクティス―ナレッジ社会の新たな知識形態の実践 (Harvard Business School Press)

コミュニティ・オブ・プラクティス―ナレッジ社会の新たな知識形態の実践 (Harvard Business School Press)

知覚はおわらない―アフォーダンスへの招待

知覚はおわらない―アフォーダンスへの招待

前者が状況論で、後者がアフォーダンス。近いっちゃ近いはずなのだけれど。
じつは、『コミュニティ・オブ・プラクティス』のほうは、なかなか読み進まなかった。ビジネス書に近いマネジメントの本なので、具体例もわかりやすくて、難解なところなどぜんぜんないし、ていうか基本的に「そう来るだろうな」ということしか書いてないのだけれど、なにせ具体的な組織論なので、どうしても、自分の所属したり運営したりする組織のことが頭に浮かんできて、もやもやとあれこれ考えながら読んだのでけっこうしんどかった。
そのてん、アフォーダンスのほうは、無責任に楽しい。自分の身体の周辺、っていうか、自分の身体の周辺として現れては移ろい行くテクスチャーのはなしばかりが書いてあるので、心地よい。組織って言うと、もうすでに手が届かなくてまるっきし自分の思うままには行かないってとこがあるので(手の届く限りのところについてできる限りのことはすでにやってるとして)。
アフォーダンスのこの本を読んで、たくさんのことがいっぺんに起こっているという感覚を、自分は、ジャズから得た気がする。