『乱れ雲』みた。

乱れ雲 [DVD]

乱れ雲 [DVD]

司葉子の夫がのっけから、箱根で車にひかれてなくなってしまったと電話がかかってきて、えーとこれは『娘・妻・母』だっけ?原節子だっけ?と思っていると、お葬式のシーンになって、そこにのこのこと加山雄三がやってきてこいつが夫をひいた張本人。なので司葉子はものすごい恨んだ顔で加山をにらむのだけれど、あれあれ、原節子はもっと恬淡としていたなあといまさらながら思いあたる。で、司葉子はそのご、嫁ぎ先の小間物屋を切り盛りし・・・ということではなくて、遺族の年金めあて?で嫁ぎ先から籍を抜かれて、実家に出戻ることになる。それが十和田だかどこだかの旅館で、だけどその旅館は、兄がやってて、ていうかその兄が亡くなっていて残された嫁が切り盛りしている(こっちか!)。で、その義理の姉が森光子で、山の中の旅館なものだから上客の製材所の誰それ、だかなんだかの加東大介の愛人かなにかになっていて、そのへんは『あらくれ』じゃないかというかんじもあったりするのだけれど、ここからが本題で、加山雄三がさいしょは慰謝料を毎月いくらかずつ渡すお金だけの関係で、それも司葉子は嫌がっていて、こんなお金で生活するのはいやだとかもう来ないでくださいとかいっているのだけれど、そのうち加山は事故のせいで青森に左遷、いっぽう司葉子は十和田に出戻り、でなんだかんだで接触し始めて、そのうち「ぼかぁ君が好きだ、幸せだなア(ちがうか)」みたいなことになって、はなしが乱れる、という。
ぜんぜんかんけいないけど、昔は劣等生のことを「加山雄三」って言うってことにたしかなっていて、その心は、成績表に「可」の山、「優」が3つだけ、ということだった。あと、「南都雄二」ってのもたしかあって、なんと「優」が2つだけ、ということだったと思うのだけれど、いまの学生さんはやはり、しらんやろな。ええわ。