『ストリートの思想』よんだ。

ストリートの思想 転換期としての1990年代 (NHKブックス)

ストリートの思想 転換期としての1990年代 (NHKブックス)

こないだ読んだ本とネタがかぶっているところもあるけれど、こっちのがいいや。いまさら80年代のインディーズの話とか出てきたり、ちょっと世代感まるだしなところもあるけれど。また、前著『はじめてのDIY』とネタがかぶっているところもあるけれど。でもいいのだ。
さいしょのところが、ガタリ来日のときのはなしで、じつは私それ大学祭で見に行ったクチである。はぁ、そのときの実行委員長でいらっしゃったんですか。それはそれは。みたいなところでちょっと個人的にひっかかった。あと、ストリートだインディーズだ何だといいつつ、学生時代が京都で、東京から遠く離れてる感じ、広告会社に就職しても西武セゾン文化は勢いを失いつつあって、やはり文化の最先端に自分がいるみたいな高揚感から外れてしまっている感じ、が、いい。『ポケットは80年代がいっぱい』などという自己愛本とはちがうところ。