ひさびさに研究室から少女マンガをサルベージして・・・

先日読んだ『文化系女子のための少女漫画案内』(http://d.hatena.ne.jp/k-i-t/20130604#p1)の影響で、むかし読んでいたマンガを引っ張り出して読んだりするわけである。しかしまったく、気が付けば学生と少女マンガの接点も世代的にまったくなくなってしまったことだし、研究室にマンガを置いておく必然性もなくなってしまった。何冊かピックアップして帰って読む。

ルナティック雑技団 (1) (りぼんマスコットコミックス (721))

ルナティック雑技団 (1) (りぼんマスコットコミックス (721))

岡田あーみんルナティック雑技団』など、読み返してみたら意外にも相当よかった。あーみんとしてはいよいよ切れがなくなってきた作品かと思っていたけれど、なんのなんのだった。文化系女子のための〜』がいまいちだったのは、たとえば松苗あけみが冷遇されていたというあたりもある。当然、構図の真ん中にいないといけないひとりであるはずなのにと思う。それともいわゆる「文化系女子」は松苗あけみは合わなかったのかしら? 『山田くんと佐藤さん』、読み返してみたら、とてもよかった。そういえばこれは中学生の話だったんだなあ、というのがまずあって、そうして読み返してみるとなるほど、絵柄が華やかでひとりひとりの登場人物がしっかりしているけれど、やはりこれは中学生の話で、やはりちゃんと中学生のガキのはなしになっている。そして、ちゃんと中学校のクラスで生活していた時のある種の感触というのがあるんである。