ザッピングしながらみた『DIVE!!』。

ダイブ!! 特別版 [DVD]

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晩にテレビのチャンネルをぱちぱちと変えつつ見ていた。いまイケメンとか若手俳優とかで活躍している男子たちが中学高校ぐらいのころに、海パンでとんだりはねたりする映画、というところなのだけれど、まぁストーリー的には飛び込み競技でオリンピックを狙う少年たちのスポーツ群像ドラマというかんじ、なのだが、まぁ細かい筋についてはとばしとばし見てたのでわからない。まぁ、ようするにイケメンの卵たちが海パンでとんだりはねたりする映画ですよということでまちがいないと思うんで、それはまぁ3人の男子たちがそれなりに素人目には飛び込み選手に見える(たぶん)ていどに体を作っていて、そのへんはたぶんちゃんとやったんだろうしそこを見るべきなんだろうと思う。あとは、プールの飛び込み台というのはなにしろ高さがあるわけでしかも全体的な形も大げさだし(たしか、劇中の独白台詞でも「怪獣」だか「恐竜」だかと喩えられてた)、階段がいろいろあったり高低差があったりステージがあったり眼下に水面が揺れていたりするし、屋外プールであれば、下からあおりで撮れば青空が背景になるし、てっぺんから選手目線で見れば俯瞰の画が撮れるし、そこで目線のさきにたしか町が、あるいは選手の背後には遠くの海が映されていたように覚える(のだけれど、よく考えてみたらいくら飛び込み台が高くてもそんなに上空にあるわけでもないのだろうから誇張なのだろうけれど、それは後から気づいたこと)。そういうわけで、映画を撮るとなったらいろいろ撮りたくなる対象ではあるし、じっさいに飛び込み台周辺を手を変え品を変え活用して、これを見よとばかりのキャメラワークで撮っていたように見える(クレーン(なのかな?CG?)を使って流れるように撮ったりしているとやはりいいかんじである)。
あと、たぶん主人公の少年が、たぶん天賦の才能として「並外れた動体視力」を持っていて空中でいくら回転したりしても着水の目印を静止画のように見ることができる、みたいな設定になっていて、街中を自転車で走っていたら通りすがりの路地のずっと向こう側で親友と彼女がデートしてるのが見えてしまう、みたいなところで一度その設定を使っているのだけれど、これはやはりクライマックスで使えるなあと思っていたら、思いきし盛大に使っていた。