某日、所属していないさる学会の、おもしろそうなシンポジウムが近場であるということで、昼前から出かけて、意外と足を踏み入れたことのなかった某大学のキャンパスの中で会場を探してうろうろするも、まるで表象を禁じられてでもいるかのようにキャンパスマップ風のものが存在せず、また知らない他人の大学のよくわからない凝った熟語の「何某館」みたいな建物の名前を発音することすらできず、まぁそれでも図書館らしき施設の受付らしき人に尋ねてみたり(あんのじょう「何某館」の名前を言い間違えて受付らしき人を混乱させる)、よくわからない工事のようなことをやっている人かなにかに尋ねてみたりして、まぁ会場にたどりついた。でまぁシンポジウムをおもしろく観覧して、終わったら次の出し物もあったようだがそそくさと会場を離れて、キャンパス門前のバス停に停まっていたバスにぱっと飛び乗り、運転手さんに最寄の駅に停まるか聞いたら、停まらないよと。それで、どこか駅に停まりますかと聞いたら、別の駅を言われ、それでちょうど同じ日におこなわれていたレコードまつりに寄るのにちょうどいいことになって、ほくほくと会場に向かう。もう夕方になっていたのにレコードまつりの会場はにぎわっていて、残念ながらそこにならんでいたほとんどのLPには手を出せず、まぁしかしいくらかあったCDをずっと見ていっても欲しいものがいくつかあって、それでいったん頭を整理するために、会場を離れ、同じ地下街にある書店に向かった。そこにはたぶんあるんじゃないかと思っていたらやはりあったので、『論集
蓮實重彦』と『伯爵夫人』の二冊をぶじ入手して、あらためてレコードまつりの会場に戻って3枚(というか2枚と1セット)ほどCDを購入。ほくほくと帰宅。
で、その後とりあえず枕元に『論集
蓮實重彦』を置いて、ぼちぼちと読んでいたわけである。