通勤電車で読む『カンバン仕事術』。かなりよかった。オライリーの本。

カンバン仕事術

カンバン仕事術

プロジェクトマネジメント本を読むシリーズ。これかなりよかった。オライリーの本ってなんとなく自分的に好印象である。で、この本、教科書で、最初のパートがちょっとしたストーリー形式になってて、あるチームがカンバンを導入するというお話になっていて、そのお話のところだけ読んでもとりあえず自分たちでカンバンを始められるよ、というふれこみ。で、じっさいそんなかんじで、翻訳モノだから読みにくいかなと思っていたらそうでもなく、わかりやすかった。まぁ、他の本と同じくこれソフトウエア開発の話なので、自分のようなぜんぜん関係ないジャンルの人にはどうせわからない部分、というのはもちろんあるにせよ。で、第二部がカンバンの詳しい解説で、第三部が発展編、ここに、カンバンのトレーニングに使えるシミュレーションゲームを紹介する章なんかもあって、おもしろい。
でまぁ、なるほどカンバンおもしろそうと思いつつ読んで、しかし、これやはり向いてる種類のプロジェクトと向いてない種類のプロジェクトとあるのかしら、という気もしてきて、自分がひとつ念頭に置いている、学生さんたちのイベント企画運営というところで考えると、まぁ「プロセスの見える化」といういみでは当てはまりそうだけれど、少なくともこの本や他の本で説明されているソフトウエア開発のような(仕事がたくさんのモジュールになっていて、それを完成させてはどんどん流していく、みたいな?)というイメージは当てはまるのかな?という気になる。まぁ、教育的目的も含め、ベタに計画をガチっと立ててガントチャートを書いてウォーターフォールで・・・というほうが当てはまるのかなあ、という気もしてきた。
ま、それも含め、面白いし、もうちょっといろいろ読んでみるべえと思っているところ。