『幻想ギネコクラシー 2』『ふうらい姉妹4』『地球に生まれちゃった人々』読んだ。きのうの散歩の収穫。

松浦理英子の新刊が出たと知り、これは本屋で買うべし、ついでにこの前でていたはずのブローティガン沙村広明も買うべし、と、自転車を転がして大型書店まで散歩にでかける。それで、書店の入り口すぐに新刊話題書のコーナーがあったけれど、松浦理英子は新刊でも話題書にはならないだろうと判断してスルー、ふつうの文芸書の棚に進んで「ま、ま、ま、・・・」と探してもみつからず、こういうときにとりあえずあってしまう(そういえばこの前でていた)松田青子の新刊を見つける。松田青子、いいんだけどこういう出会い方をするよね(http://d.hatena.ne.jp/k-i-t/20160505#p1)、で、とにかく松浦理英子を探すべしときびすを返し、いちおう新刊話題書のコーナーを見ると、ありましたね。まぁ新刊だからかな。というわけで無事ゲット、そしてブローティガンもゲット、すると松田青子もついでにということでゲット、そしてマンガのコーナーに行き、新刊のコーナーで沙村広明を探したがこれまた見つからず、しかしふと長崎ライチa.k.a.(と書きかけていちおうWikipediaを覗いたらなんとなくぼやかして書いてあったので、いちおう伏せることになっているのかもと思って自粛)の新刊が2冊もあったのでこれは買わざるを得ないととりあえずゲット、それでしかしどうしたものか、と思いつつふと柱の陰を覗いたら、なんと棚一つ沙村広明コーナーになっているのを発見。信じられないことが起こるものだが、まぁ映画の効果ということなのだろう、それで無事ゲット。計6冊もってレジへ。まぁまんぞくまんぞく。

最愛の子ども

最愛の子ども

おばちゃんたちのいるところ - Where the Wild Ladies Are

おばちゃんたちのいるところ - Where the Wild Ladies Are

ブローティガン 東京日記 (平凡社ライブラリー)

ブローティガン 東京日記 (平凡社ライブラリー)

幻想ギネコクラシー 2

幻想ギネコクラシー 2


それでまぁ、読むのはとりあえずマンガからですわね。『ふうらい姉妹』はまぁ例の調子、で、完結編のよう。4巻まで出たということで、あいだにはさまってた雑誌宣伝おまけマンガでは、好評連載だったという風に書いてある。『地球に生まれちゃった人々』のほうは、帯に「長崎ライチのお蔵出し!」と書いてあり、短篇集のようなのだけれど、連作ふうのものも含まれる。それであるいみ驚きなのは、その連作ふうのやつを含めいくつかが、例のごときネジの外れたシュールレアリスティックな作風ではなく、ほぼふつうの「お仕事マンガ」の範疇にはいりそうな作品なこと。他方では、過去の作風に近いテイストのものもあり、そのへんがまぁ「お蔵出し」というゆえんかと思う。気になるのは、初出情報が書かれてないこと。で、『幻想ギネコクラシー』は、まぁ軽い連作コメディ。