通勤電車で流し読む『会議を変えるワンフレーズ』。ファシリテーションの人。装置?としてのレトリック(発話)集。

【実用のことば】会議を変えるワンフレーズ

【実用のことば】会議を変えるワンフレーズ

ファシリテーション・グラフィックの人で、この人の本にはずれなしというつもりでいろいろ買って読んでる。でひさびさにまとめて買ったうちの一冊。まぁノリとしてはあいかわらずなので流し読みになるのだけれど。会議本としては、やはりいい。会議というのは、会話によってできている。そうすると、うまくいく会議とかうまくいかない会議とかは、それぞれ発話の組み合わさり具合の違いということになる。そうすると、発話がうまく組み合わさるように、会議中にうまく交通整理するような、装置?としてのレトリック?集、というのが本書。「今日から使える、200フレーズ」と帯に書いてある。たとえば:

中でも重要なのは、どれなのでしょうか?

今、とても大切なことをおっしゃいませんでしたか?

大変残念な結果ですが、何が一番の障害となってこうなったか、参考に教えていただきませんか?

○○の点では、おなじことを言っているのでは?

とかそういうかんじ。
こういうフレーズっていうかことばを、意味ではなくて物質的な装置?のように扱っているかんじがする。いい。