- 作者: 細川義洋
- 出版社/メーカー: ダイヤモンド社
- 発売日: 2017/06/15
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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で、
少し前まで、日本のシステム開発プロジェクトの成功率は3割と言われていました
だそうで、7割は何らかのかたちで失敗すると。えー、7割、と思うけれど、失敗の内容を「納期オーバー」「コストオーバー」「完成したシステムに希望の機能が入っていない」などといわれると、これはなんとなくわかる。で、その失敗を回避してプロジェクトを成功させるには、ベンダさんだけに責任を押し付けててはだめで、発注者側がどれだけきちんとしっかりとコミットするか、が重要だよ、というおはなしになってきて、それもわかる。自分が参加したことのあるいくつかの会議の出席者、当時の大学側のシステム部門の人とか、業務の当事者の職員、教員、大学の偉い人、あとシステム会社の営業の人、SE?の人とか、の顔とか、どんなやりとりをしたかとかを思い浮かべながら楽しく読めた。
で、この本、まぁ今風にというか、小説仕立てで各章いろいろなケーススタディについて書いていて、主人公が筋肉マッチョ熱血系、導師役がクールな有能美人ITコンサルということになっているのだけれど、なぜか話のあちこちにちょいちょいゲイねたを入れてくる。