『キューティー・ブロンド』『キューティー・ブロンド ハッピーMAX』みた。

「キューティー・ブロンド 特別編」+「キューティー・ブロンド2/ハッピーMAX」 [DVD]

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これもアメリカのティーンズ向け映画にはいるのか、主人公は最初ロサンゼルス市大の女子大生でファッション専攻の優等生(卒論は「水玉模様の歴史」)、で女子友愛会の会長、金持ちの娘でブロンドでピンクのフェイクファーもこもこでキャーキャー言ってる。でまぁなんだかんだあって自分を振った男子を追うために一念発起して勉強してハーバード・ロースクールに進学。でまぁ依然としてピンクでもこもこでキャーキャーいいながら一生懸命勉強して頭角をあらわし弁護士の実習生に、で、後半は法廷劇に・・・とまぁなんのことかわからないだろうけれど、まぁようするに学園ドラマでは悪役になりがちなブロンド女子が、いかにもブロンドらしいポジティブ志向のいいやつで、逆境、というかまぁ周りから浮いたりしながら、まぁちゃんとした逆境もちゃんとがんばって越えながら、活躍する、という、まぁ、痛快アホ映画。まぁ、学園映画だとついつい文化系とかゴスとかパンクとかボンクラとか、まぁさえない男子女子を応援しがちなのだけれど、学園勝ち組頂点のブロンド女子だって主役になってみんなから応援されたってかまわないのだった。そして続編のほうはよりいっそうアホなご都合主義の展開で周りの堅物の議員たちがどんどん味方になっていき、女子の学園ドラマ的な友愛やら先輩後輩のキャーキャーしたノリの延長上でアメリカの民主主義を高らかに演説するという映画。まぁ、第1作のほうがよりいっそうちゃんと本人の努力と実力という面がきちんと描かれていたので好感度が高くて、第2作はちょっとコネとか偶然とかの分量が多かったように見えるのでそのぶんはいまひとつだったかも。