ふと再読する『なぜ人を殺してはいけないのか?』。

下宿の本棚を見て、ちょっとまた整理しないといかんなと思いつつふとこの本の背中が目について、そうかそういえばこれも小泉本だったのだなとふと手にとって、再読。以前にはこういう感想↓だった。
永井×小泉『なぜ人を殺してはいけないのか』、哲学ってなぁ・・・ - クリッピングとメモ
↑この感想文の中で、

小泉は、なんかいろいろな次元の論点を提出して、レヴィナスみたいな「応答」みたいなことをいってみたり、デリダみたいな?「食べること」の論点をだしたり、しているけれど、その中のひとつの論点として、まんまエスノメソドロジー的な規範論を出しているところがあるのが、おもしろいというか、ほらやっぱり社会学がでてこなきゃいかんやん、と思ったりした。

と書いてたけど、まぁ「エスノメソドロジー的」というのはちょっと雑な言い方だったかなと。人が将棋を指しているときに、その人はいろいろなルールに従っているが、そのとき「人を殺してはいけない」というルールにも従っているのでないと安心できないと思う人がいるとかいないとか、まぁそういうくだりを読んでそのように言ったんだったが、まぁエスノメソドロジー的というのでもないかもな。
あと、ふと奥付をみたときに、「カバー・本文ヴィジュアル 清水ナツオ+中原昌也」とあったけど、これはあの中原昌也なのか。言われてみればそうっぽい。