通勤電車で読む『彼岸の図書館』。図書館のはなしは書いてなくて、内田樹のフォロワーの人たちがこれからの社会だとか生き方だとかを語ってる本。

彼岸の図書館: ぼくたちの「移住」のかたち

彼岸の図書館: ぼくたちの「移住」のかたち

東吉野村に「人文系私設図書館ルチャ・リブロ」というのを作ったひとがいる、というはなしは、以前みかけて、関心を持ってた。
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それでまぁ、その図書館の人が本を出したというので、通勤電車で読んでみた。著者の人は、大学院で古代地中海史を研究していた人で関大の博物館で学芸員をやったりしていたけれど身体を壊して奥さんと一緒に東吉野村に移住して、奥さんが図書館司書だったこともあって自宅を開放して「私設図書館」にして、まぁお給料的には社会福祉法人ぷろぼのに勤務して稼いだり、大学で講義したりして、また、「オムライスラジオ」なるネットラジオを配信してる、と。で、大学院時代に内田樹ゼミに出入りしていたとかで、私設図書館も内田樹合気道道場に想を得たようで、それでネットラジオでも内田樹トークしたり、おなじネットワークの知り合いの人たちとかとトークして盛り上がったりしてて、この本はそういう対談を集めたもの。なので、図書館のはなしは書いてなくて、これからの社会だとか生き方だとか、そういうことが語りたい本なのだな、という印象。自分的には、図書館というものの力はすごいのではと思って、図書館の話を読みたかったんだけれど。