『誰がために医師はいる』読んだ。これはよかった。

薬物依存が専門の著者のひとが書いた、まぁ随想というかんじの本。じわっとこさせる系の文章でよかった。また、少年院とか鑑別所とかにかかわったり司法精神医療にかかわったりしてたようで、そうすると、小泉義之ドゥルーズと狂気』『あたらしい狂気の歴史』(https://k-i-t.hatenablog.com/entry/20140807/p1 https://k-i-t.hatenablog.com/entry/2018/09/22/200054)とかで言及されてた「自傷他害のおそれある」とされたはずのひとたちと医療的にかかわったりする人であるようなのだ。だからどうかというのはよくわからない。でもいま的な目線の精神医療であるよというようには見える。