通勤電車で読んでた『サーフィン・スケートボード・パルクール』。カルチュラルスタディーズ的な。
以前、卒業生女子の近況をきいたとき、「さいきんパルクールをやってていまケガ中である」といったようなことを聞いて、ほう、パルクールなんかやっているのか!かっこいいじゃないか、と思っていた。もともと体操をやってて、授業で子ども教室のボランティアなんかに行くと小学生の前でバク宙やって受けまくってた印象があって、それからたしかストリートダンスのほうに行き、で、卒業後の近況がパルクールなんで、順調にかっこよくなってるのだった。てのもあって、パルクールを含む研究の本だというので買ってて、積読になってたのを読んでみた。パルクールだけじゃなくてサーフィンとかスケボーとかあわせたのを「ライフスタイルスポーツ」と呼んでいて、この本ではタイトル通りにサーフィン、スケートボード、パルクールをやってる若者を調査したりしてる。で、期待としては、もうちょっと、どんなことをやってるのかを具体的に描いてるエスノグラフィー、だとうれしかったのだけれど、本書はもうそういうのはわかったテイでということなのか、カルチュラルスタディーズ的な図式で、つまり、政治的な側面というか、人種とかジェンダーとかをめぐる排除とか抵抗とか、なんかそういう着地点でああだこうだ言ってる。