『オシムの遺産』読んだ。オシムの周りにいた人に取材した本。おもしろい。

スポーツを見る、ということに興味があって、たとえばサッカーについてはこのまえ読んでた『アナリシス・アイ』(https://k-i-t.hatenablog.com/entry/2023/09/20/002333)とかおもしろかったけれど、ここにきてオシム監督である。ことしの5月に出た本。オシム監督の周りにいて、オシムの薫陶をうけた人たちに取材したもの。

https://www.kinokuniya.co.jp/f/dsg-01-9784801935280
出版社内容情報
この世を去って1年が経とうとしている。2003年から2007年という短い時間ながら、日本サッカーの発展に多大な影響を与えたイビチャ・オシム(享年80)。ジェフユナイテッド市原・千葉Jリーグで優勝争いができるクラブにまで押し上げ、最後の2年弱は日本代表監督として過去に類を見ない躍動的なサッカーを見せてくれた。
そんなオシムから人知れず「もうひとつの言葉」を授かった人たちがいた。育成、普及、指導、教育、リーダーシップ研究、スポーツ医療…様々な分野でオシムのフィロソフィーを受け継ぐ11人の男たちの情熱と葛藤とは?
気鋭のスポーツジャーナリストが伝える
オシムが遺してくれたものを日本の未来にどう活かしていくべきか?

ということで、はやいものでオシム監督が日本にいたのはもう15-20年前で、そのあとずいぶん年月がたったけれど、いまでも彼の指導は生きてるぞと。
サッカーのはなしで、しかし、システムがどうとかというような話ではないわけで、ひとりひとりの選手がゲームの中で状況を認知して判断してプレイできるように、という、指導、育成のはなしがずっと書いてあるわけである。でもってそれがやはりすごくおもしろいのだった。