対談や座談会ばかり読んでいた。

春休みから枕元に置いてぼちぼち読んでいたりしたのは、座談会とかで、ようするに気楽に読めるものを読んでいたということか。

近代日本の批評1 昭和篇(上) (講談社文芸文庫)

近代日本の批評1 昭和篇(上) (講談社文芸文庫)

これ、3冊本なのだけれど、少しずつ読んでようやく読み終わった。もともとは89年とかの座談会なので、自分がまだ大学生の頃のことだ。その頃読んでいたら、どうだっただろう。こういう本があるのだとは知りつつ、なんとなく読まずにいて、いまになって買っておもしろく読んでいるというのは、どういうことか。しかしまぁ、そんなものなのだろう。
自由を考える―9・11以降の現代思想 (NHKブックス)

自由を考える―9・11以降の現代思想 (NHKブックス)

先日買ったこの本も、通勤電車でさらーっと読み上げた。つごう、読み終わったのは同時ということになったのだが、こっちは2001年の「9.11」を受けての対談だった。
おもしろかった、というか、わかりやすかったというか、みもふたもなくわかりやすかったので、そういうのをおもしろいというべきなのだろうか?
ドゥルーズの、とても短い数頁の文章「追伸−管理社会について」は、決定的に重要&明快なテキストで、それが参照されている。あわせて読むとよいと思った。
記号と事件―1972‐1990年の対話 (河出・現代の名著)

記号と事件―1972‐1990年の対話 (河出・現代の名著)