「意欲がない」は間違い?=ニートの実態調査で−文科省

http://book.jiji.com/kyouin/cgi-bin/edu.cgi?20060110-2

2006年01月10日13時00分
●「意欲がない」は間違い?=ニートの実態調査で−文科省
 「働く意欲はあったのに、人間関係のつまずきで離職している」−。就職せず、通学もしていない「ニート」対策を進めようと、文部科学省が8日までにまとめたヒアリング調査の結果で、こんな傾向が分かった。調査対象の18歳から36歳までの就職・通学していない33人のうち、24人に就労経験があり、同省は「ニートは『意欲のない若者』と見られているが、必ずしも実態は異なる」(生涯学習政策局)としている。
  調査は、中央教育審議会文科相の諮問機関)によるニート対策の検討材料として、「なぜニートになるのか」などを探るために行われた。
 それによると、仕事をしたことのある24人のうち、9人は正規社員、15人はアルバイトを経験。10人は「職場の人間関係のつまずき」を理由に勤め先を辞めており、「厳しい雇用情勢の中で、求職活動をあきらめるケースもあった」(生涯学習政策局)という。
 半面、就労経験のない9人中4人は就職活動を行わずに高校を中退しており、「ニートになる経緯は千差万別」(同)との結果が出た。
 こうした調査結果を受け、中教審は学習機会の充実などニート対策の在り方を議論し、夏に中間報告をまとめる予定だ。(了)

まぁ、33にんほどにヒアリング、なんていうのをそれじたいとして真に受けるまでもないと思うが、
むしろ、文部科学省が、こういうかたちで調査結果をまとめて報告した、というところの、思惑のほうがきになるわけである。そっちにもっていきたいのか、という。