http://www.tbs.co.jp/cdtv/
70年代以降の「青春ど真ん中ソング」なるものをバラバラと並べる、古い方の映像はたぶん「ザ・ベストテン」アーカイブ、という安易な安易な企画で、見るほどのこともないのだけれど、なんとなくみている。やはり80年代から90年代半ばまではぐっとくる。
番組内の企画で、CDTVがはじまって以来の「ウインターソング」ベスト200、というのをやっていて、92年以降、かなにかで、まぁ、たぶんCDのセールスの構造が変化しているせいで新しい方の曲の方がシングルセールスが多くなっているのかもわからないのだけれど、ともあれ、ぐっとくる懐かしい曲が出てきてよかった。曲の映像に合わせて、画面の端っこに、ゲストの反応も映るようになっていたのだけれど、もとspeedのhiroって人が、私のツボであるような曲になると身体を揺すって口パクで唄っていたので、この人はよほど歌が好きなのか、よほどのバカかどちらかだなあと思ってちょっと好感を持った。
speedさんのデビューと私の就職とが似たような時期で、ま、いわば、デビューが同時期、といってもよい。たぶん、なので、ツボであるような曲(の年代)も、重なっているんである。向こうは猿回しの猿よろしく歌い踊らされていたガキンチョとして、こちらはながいながい犬同然の世界からようやく人間界にデビュー、即廃人という30歳の中年として、同じ時期をめをまわしながらすごしていたんである。たぶんね。