四日市大:受験者が激減 今年度、ピーク時のわずか3.5% /三重

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四日市市萱生町四日市大学の受験者数が13年連続で減少し、今年度は372人と、ピーク時の93年の1万550人に比べ、3・5%にまで落ち込んでいることがわかった。今年度は定員580人に対し、入学者数は238人で過去最低に。同大学は、来年度の募集定員を390人に減らす。
 8日の四日市市議会の一般質問で取り上げられた。同大学の受験者数は、93、94年には1万人を超えていた。しかし、少子化や過去の大学乱立の影響を受け、全国の大学で定員割れが問題となる中、同大学でも受験者数が減り続けた。
 同大学は88年、学校法人暁学園と、市、県が資金を出し合う公私協力方式で設立された。経済学部だけで開学し、97年に環境情報学部、01年に総合政策学部を新設し、現在は3学部7学科ある。市は開学時に30億円、環境情報学部の新設時に15億円を出した。
 来年度の定員を、経済学部で220人から160人に、総合政策学部で200人から70人に減らす。同大学の豊田隆事務局長は「学生確保は今後も厳しいと考えている。受験者数が減少すれば、うちのような地方の新設大学は厳しくなることはわかっていた。学生確保のため、魅力ある大学、学部作りをする以外に方法はない」と話している。【飯田和樹】
〔三重版〕
9月9日朝刊
毎日新聞) - 9月9日11時2分更新