「夫は外、妻は家庭」に反対、初の過半数…内閣府調査

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070929-00000011-yom-soci

「夫は外、妻は家庭」に反対、初の過半数内閣府調査
9月29日20時20分配信 読売新聞
 内閣府は29日、「男女共同参画社会に関する世論調査」の結果を発表した。
 「夫は外で働き、妻は家庭を守るべきだ」という考えに反対の人が52・1%に上り、1992年に設問を始めて以来、初めて半数を超えた。
 働く女性の増加を反映し、「内助の功」を重んじる旧来型の価値観は薄らいでいるようだ。
 調査では、「夫は外、妻は家庭」との考え方について、「賛成」「どちらかといえば賛成」と答えた人が計44・8%だったのに対し、「反対」「どちらかといえば反対」は計52・1%だった。92年には反対派は3割だった。
 一方、現実の生活で「仕事」「家庭生活」「地域・個人の生活」の優先度を尋ねたところ、男性では「仕事」と答えた人が40・2%と最も多く、「仕事と家庭生活」19・6%、「家庭生活」の18・5%を大きく上回った。
最終更新:9月29日20時20分

毎日は

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070929-00000069-mai-soci
内閣府世論調査>「夫は仕事、妻は家庭」反対が過半数
9月29日19時35分配信 毎日新聞
 「夫は仕事、妻は家庭」に反対する人が初めて半数を超えたことが29日、内閣府が発表した「男女共同参画社会に関する世論調査」の結果で分かった。内閣府男女共同参画局は「役割分担意識は変わりつつある。しかし、まだ不十分な面があり、現実とのギャップを埋める努力も進めたい」としている。
 「夫は外で働き、妻は家庭を守るべきだ」という考えに対し反対は52.1%で、賛成44.8%を上回った。この質問は92年の調査から開始し今回が5回目。92年調査は賛成60.1%、反対34.0%だったが、その後、反対が次第に増え、今回過半数に達した。ただ、女性は反対が56.9%だったのに対し、男性は賛成が50.7%に上った。
 生活で家庭を優先している人は32.4%で、仕事を優先していると答えた27.7%を上回った。ところが男女別では男性は仕事40.2%で、家庭18.5%を大きく上回り、女性は家庭43.9%、仕事17.3%。実際の生活は「夫は仕事、妻は家庭」という傾向が根強いことがうかがえた。
 調査は7〜8月、全国20歳以上の男女5000人を対象に面接方式で実施、3118人から回答を得た。【石川貴教】
最終更新:9月29日19時35分

産経は

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070929-00000931-san-soci
「妻は家庭を守る」に反対!ついに5割超す
9月29日20時14分配信 産経新聞
 「夫は仕事、妻は家庭」との日本の伝統的な家庭観に対する「反対派」が、この質問が始まった昭和54年以来、初めて5割を超えたことが29日、内閣府の「男女共同参画社会に関する世論調査」で分かった。「(女性は)子供ができても職業を続ける方がよい」との回答も過去最高の43・4%。一方、「子供を持つ必要はない」「離婚容認」といった“当世風”とみられた考えにはいずれも「反対」が急増。離婚に関しては反対が賛成を上回る一面も見せた。
 調査よると、「夫は外で働き、妻は家庭を守るべきか」との質問に「賛成」「どちらかといえば賛成」とした人は平成16年の前回調査から0・4ポイント減り、44・8%。「反対」「どちらかといえば反対」は逆に3・2ポイント増え、52・1%だった。男女別では、男性は賛成50・7%、反対46・2%。女性は賛成39・9%、反対56・9%だった。
 また、「結婚しても必ずしも子どもを持つ必要はない」に、反対は8・1ポイント増の59・4%で、4・6ポイント減で36・8%の「賛成」との差を広げた。「相手に満足できないときは離婚すればよい」には、反対が7・4ポイント増の47・5%で賛成の46・5%を上回った。
 内閣府は「夫や妻が、当事者同士だけではなく子供や家族を重視するようになっているのではないか」と話している。
 調査は、今年7〜8月、全国の成人男女5000人を対象に実施した。回収率は62・4%。

じゃ、朝日は?

http://www.asahi.com/life/update/0929/TKY200709290238.html
「夫は外、妻は家庭」に「反対」、過半数に 内閣府調査
2007年09月29日20時46分
 男女の地位が平等だと感じている人の割合が20.9%と過去最高を更新したことが、内閣府が29日付で発表した世論調査で分かった。ただ、調査を始めた95年から1.4ポイントしか増えておらず、内閣府男女共同参画局は「女性の社会進出を促す施策を進めてはいるが、劇的に改善するのは難しい」としている。
 全国の成人5000人を対象に今年7、8月に調査。3118人が回答し、回収率は62.4%だった。
 社会全体での男女の地位について聞いたところ、「男性が優遇されている」は「非常に」「どちらかと言えば」をあわせて73.2%。「女性が優遇されている」は4.2%にとどまった。
 また「夫は外で働き、妻は家庭を守るべきだ」という考え方に「反対」と答えたのは52.1%で初めて過半数になった。


日経は

http://www.nikkei.co.jp/news/shakai/20070930AT1G2901529092007.html
社会 おくやみ
「夫は外、妻は家庭」に反対、半数超える・内閣府世論調査
 内閣府が29日発表した男女共同参画社会に関する世論調査によると、「夫は外で働き、妻は家庭を守るべきだ」との考えに反対する人の割合が52.1%と1992年の調査開始以来、初めて半数を超えた。賛成は44.8%。内閣府では「男女の役割分担を固定的に考える傾向に変化がみられる」(男女共同参画局)と分析している。
 ただ現実の家事分担では、妻の仕事として「食事の支度」を挙げたのが85.6%、「掃除」も75.6%と高い。仕事と家庭のどちらを優先するかでも「仕事を優先する」は女性の17.3%に対し、男性は40.2%。男女の仕事と家庭に対する考え方には依然開きがある。
 一方、結婚観や家庭観では「結婚しても必ずしも子どもを持つ必要はない」との考えに反対の人が59.4%と2004年の前回調査に比べ8.1ポイント上昇。「結婚しても相手に満足できないときは離婚すればよい」との考えに反対の人も47.5%と同7.4ポイント上昇し、賛成の46.5%(同4.6ポイント低下)を逆転した。(18:54)