高校生の1割、ネットのいじめ経験=兵庫県

http://book.jiji.com/kyouin/cgi-bin/edu.cgi?20071005-3

2007年10月05日21時28分
●高校生の1割、ネットのいじめ経験=兵庫県
 兵庫県教育委員会は5日、県内公立校の児童・生徒を対象とするインターネットや携帯電話の利用状況に関する調査結果を公表した。それによると、高校生の10%がパソコンや携帯電話を通じ嫌がらせを受けたことがあると回答し、仮想現実の世界でのいじめが広がっている実態が明らかになった。
 調査は6月下旬から7月下旬にかけて、県内の公立小学校70校、公立中学60校、県立高校40校を無作為抽出。児童・生徒と保護者の計2万3281人を対象に、文書に直接記入してもらう方式で実施し、99%超から有効回答を得た。
 それによると、「家庭に自由に使えるインターネット接続パソコンがある」と答えた子供は、小学生で48%、中学生で72%、高校生で75%。自分専用の携帯電話は小学生の21%、中学生の40%、高校生の95%が「持っている」と回答した。
 パソコンや携帯電話でインターネットやメールを使う時間については、「ほとんど使わない」のが小学生で50%、高校生で14%だったのに対し、「3時間以上」は高校生の35%、小学生でも5%に達した。
 インターネットやメールを通じた嫌がらせについては、小学生の2%、中学生の6%、高校生の10%が「ある」と回答。嫌がらせの内容(小中高の総数、複数回答)では、中学と高校では「掲示板やブログに嫌がらせや悪口を書き込まれた」が60%超だったのに対し、小学生では「悪口を書かれたメールを流された」が34%で最も多かった。(了)