このところ読んでた青山真治『シネマ21』。厚いってば。あと万田『再履修とっても恥ずかしゼミナール』はよかった。

シネマ21 青山真治映画論+α集成2001-2010

シネマ21 青山真治映画論+α集成2001-2010

再履修とっても恥ずかしゼミナール

再履修とっても恥ずかしゼミナール

読んだ順からいえば万田本が先で、これはよかった。黒沢清『ドレミファ娘』のてんまつの話はおもしろかったし、あと対談もおもしろかったと思う。『UNLOVED』って、DVDなんないかな。
で、そのあと青山本を読み始めたのだけれど、これがけっこうぐだぐだと長くて、しかも映画論だけではなくて、音楽とか文学とか特に、というかんじで停滞していたのだけれど、新聞連載の身辺雑記エッセイみたいのが妙によくて、奥さんとか奥さんのお母さんとか出てくると妙な味があって、意外と終わりのほうたのしく読んだ。