- 作者: 的場昭弘
- 出版社/メーカー: 幻冬舎
- 発売日: 2009/06/24
- メディア: 単行本
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マルクスの著作の中から、かっこいい文章を数行ずつ、引用して、それにキャプションと解説をつけて1頁ないし見開き2頁にした、それをならべて一冊にした、という本。まぁ、みつをみたいなもんだと。やけに余白が多い。
著者は、『超訳資本論』の人で、『マルクスだったらこう考える』の人なので、けっこう信用しているというところもある。マルクスの中から、華やかでレトリカルでしかも今風に読むことのできる、かっこいい文章をうまく拾って、うまくキャプションと解説をつけている。これ学生さんに読ませたらいいだろう。
不満としては、本の色が白いことで、ここはやはり赤くして欲しかった。そのへん、ファッションとしてマルクスを読んでテキトーに誤解したいオサレ読者を信用しきってないところかと。